B年 聖霊降臨後第11主日(特定14)特祷・聖書日課

聖霊降臨後第11主日

永遠にいます全能の神よ、わたしたちに信仰と望みと愛とを増し加え、
またあなたが約束してくださるものを得るためにあなたが命じられることを愛させてください。
主イエス・キリストによってお願いいたします。
アーメン

第1の朗読

申命記第8章1節から

今日、わたしが命じる戒めをすべて忠実に守りなさい。
そうすれば、あなたたちは命を得、その数は増え、主が先祖に誓われた土地に入って、それを取ることができる。
あなたの神、主が導かれたこの四十年の荒れ野の旅を思い起こしなさい。
こうして主はあなたを苦しめて試し、あなたの心にあること、すなわち御自分の戒めを守るかどうかを知ろうとされた。
主はあなたを苦しめ、飢えさせ、あなたも先祖も味わったことのないマナを食べさせられた。
人はパンだけで生きるのではなく、人は主の口から出るすべての言葉によって生きることをあなたに知らせるためであった。
この四十年の間、あなたのまとう着物は古びず、足がはれることもなかった。
あなたは、人が自分の子を訓練するように、あなたの神、主があなたを訓練されることを心に留めなさい。
あなたの神、主の戒めを守り、主の道を歩み、彼を畏れなさい。
あなたの神、主はあなたを良い土地に導き入れようとしておられる。
それは、平野にも山にも川が流れ、泉が湧き、地下水が溢れる土地、小麦、大麦、ぶどう、いちじく、ざくろが実る土地、オリーブの木と蜜のある土地である。
不自由なくパンを食べることができ、何一つ欠けることのない土地であり、石は鉄を含み、山からは銅が採れる土地である。
あなたは食べて満足し、良い土地を与えてくださったことを思って、あなたの神、主をたたえなさい。


詩編 34編1-8 

わたしは常に主をたたえ‖ 絶えず賛美を口にする
わたしの心は主をたたえ‖ 貧しい人もそれを聞いて喜ぶ
心を合わせて主をあがめ‖ ともにみ名をたたえよう
わたしが主を求めると、神はこたえられ‖ すべての恐れから助けてくださった
神を仰げば人の顔は輝き‖ 恥を受けることがない
苦しむ者が主に叫ぶと、神は聞き‖ 悩みの中から救い出してくださった
神を畏れる人の周りには、主のみ使いは陣を敷き‖ 彼らを助け出してくださる
主が恵みに満ちておられることを味わい知れ‖ 神に寄り頼む人は幸せ


第2の朗読

使徒書 エフェソの信徒への手紙 第4章30節から

神の聖霊を悲しませてはいけません。
あなたがたは、聖霊により、贖いの日に対して保証されているのです。
無慈悲、憤り、怒り、わめき、そしりなどすべてを、一切の悪意と一緒に捨てなさい。
互いに親切にし、憐れみの心で接し、神がキリストによってあなたがたを赦してくださったように、赦し合いなさい。
あなたがたは神に愛されている子供ですから、神に倣う者となりなさい。
キリストがわたしたちを愛して、御自分を香りのよい供え物、
つまり、いけにえとしてわたしたちのために神に献げてくださったように、あなたがたも愛によって歩みなさい。


福音書 

ヨハネによる福音書 第6章37節から

父がわたしにお与えになる人は皆、わたしのところに来る。
わたしのもとに来る人を、わたしは決して追い出さない。
わたしが天から降って来たのは、自分の意志を行うためではなく、わたしをお遣わしになった方の御心を行うためである。
わたしをお遣わしになった方の御心とは、わたしに与えてくださった人を一人も失わないで、終わりの日に復活させることである。
わたしの父の御心は、子を見て信じる者が皆永遠の命を得ることであり、わたしがその人を終わりの日に復活させることだからである。」
ユダヤ人たちは、イエスが「わたしは天から降って来たパンである」と言われたので、イエスのことでつぶやき始め、こう言った。
「これはヨセフの息子のイエスではないか。我々はその父も母も知っている。どうして今、『わたしは天から降って来た』などと言うのか。」
イエスは答えて言われた。
「つぶやき合うのはやめなさい。わたしをお遣わしになった父が引き寄せてくださらなければ、だれもわたしのもとへ来ることはできない。
わたしはその人を終わりの日に復活させる。預言者の書に、『彼らは皆、神によって教えられる』と書いてある。
父から聞いて学んだ者は皆、わたしのもとに来る。父を見た者は一人もいない。神のもとから来た者だけが父を見たのである。
はっきり言っておく。
信じる者は永遠の命を得ている。わたしは命のパンである。
あなたたちの先祖は荒れ野でマンナを食べたが、死んでしまった。しかし、これは、天から降って来たパンであり、これを食べる者は死なない。
わたしは、天から降って来た生きたパンである。
このパンを食べるならば、その人は永遠に生きる。
わたしが与えるパンとは、世を生かすためのわたしの肉のことである。」



ホームへ戻る