B年 聖霊降臨後第19主日(特定22)特祷・聖書日課

聖霊降臨後第19主日

主よ、主の家族である教会を、絶えることのない恵みのうちにお守り下さい。
どうか主の守りによってすべての災いを免れ、良い行いをもって熱心に主に仕え、
み名の栄光を現すことができますように、主イエス・キリストによってお願いいたします。
アーメン

第1の朗読

創世記第2章18節から

主なる神は言われた。
「人が独りでいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろう。」
主なる神は、野のあらゆる獣、空のあらゆる鳥を土で形づくり、人のところへ持って来て、人がそれぞれをどう呼ぶか見ておられた。
人が呼ぶと、それはすべて、生き物の名となった。
人はあらゆる家畜、空の鳥、野のあらゆる獣に名を付けたが、自分に合う助ける者は見つけることができなかった。
主なる神はそこで、人を深い眠りに落とされた。
人が眠り込むと、あばら骨の一部を抜き取り、その跡を肉でふさがれた。
そして、人から抜き取ったあばら骨で女を造り上げられた。
主なる神が彼女を人のところへ連れて来られると、人は言った。
「ついに、これこそ
 わたしの骨の骨
 わたしの肉の肉。
 これをこそ、女(イシャー)と呼ぼう
 まさに、男(イシュ)から取られたものだから。」
こういうわけで、男は父母を離れて女と結ばれ、二人は一体となる。


詩編 128編 

1, 主を畏れる人は幸せ‖ 神の道を歩む人は幸せ
2, 自ら労して糧を受け‖ 幸いと恵みが与えられる
3, あなたの妻は家の奥の実り豊かなぶどうの木‖ オリーブの若木のように、子供らは食卓を囲む
4, 主を畏れる人は‖ このように祝福される
5, 主がシオンからあなたを祝福されて‖ 命ある限り、あなたはエルサレムの栄えを見る
6, あなたは子らの子を見る‖ イスラエルに平安があるように


第2の朗読

ヘブライ人への手紙 第2章9節から

ただ、「天使たちよりも、わずかの間、低い者とされた」イエスが、死の苦しみのゆえに、「栄光と栄誉の冠を授けられた」のを見ています。
神の恵みによって、すべての人のために死んでくださったのです。
というのは、多くの子らを栄光へと導くために、彼らの救いの創始者を数々の苦しみを通して完全な者とされたのは、
万物の目標であり源である方に、ふさわしいことであったからです。
事実、人を聖なる者となさる方も、聖なる者とされる人たちも、すべて一つの源から出ているのです。
それで、イエスは彼らを兄弟と呼ぶことを恥としないで、
「わたしは、あなたの名を
  わたしの兄弟たちに知らせ、
  集会の中であなたを賛美します」
と言い、また、
「わたしは神に信頼します」
と言い、更にまた、
「ここに、わたしと、
  神がわたしに与えてくださった子らがいます」
と言われます。
ところで、子らは血と肉を備えているので、イエスもまた同様に、これらのものを備えられました。
それは、死をつかさどる者、つまり悪魔を御自分の死によって滅ぼし、死の恐怖のために一生涯、奴隷の状態にあった者たちを解放なさるためでした。
確かに、イエスは天使たちを助けず、アブラハムの子孫を助けられるのです。
それで、イエスは、神の御前において憐れみ深い、忠実な大祭司となって、民の罪を償うために、すべての点で兄弟たちと同じようにならねばならなかったのです。
事実、御自身、試練を受けて苦しまれたからこそ、試練を受けている人たちを助けることがおできになるのです。


福音書 

マルコによる福音書 第10章2節から

ファリサイ派の人々が近寄って、「夫が妻を離縁することは、律法に適っているでしょうか」と尋ねた。
イエスを試そうとしたのである。
イエスは、「モーセはあなたたちに何と命じたか」と問い返された。
彼らは、「モーセは、離縁状を書いて離縁することを許しました」と言った。
イエスは言われた。
「あなたたちの心が頑固なので、このような掟をモーセは書いたのだ。しかし、天地創造の初めから、神は人を男と女とにお造りになった。
それゆえ、人は父母を離れてその妻と結ばれ、二人は一体となる。
だから二人はもはや別々ではなく、一体である。
従って、神が結び合わせてくださったものを、人は離してはならない。」



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