C年 顕現後第一主日・主イエス洗礼の日

顕現後第一主日・主イエス洗礼の日

天にいます父よ、あなたは、み子イエスがヨルダン川で洗礼を受けられたとき、
聖霊を注ぎ、愛する子と宣言されました。
どうかみ名によって洗礼を受けたすべての者がその約束を守り、
み子を主また救い主として大胆に告白することができますように、
父と聖霊とともに一体であって世々に生き支配しておられる
主イエス・キリストによってお願いいたします。 アーメン

第1の朗読

イザヤ書第四二章一節

見よ、わたしの僕、わたしが支える者を。
 わたしが選び、喜び迎える者を。
 彼の上にわたしの霊は置かれ
 彼は国々の裁きを導き出す。
彼は叫ばず、呼ばわらず、声を巷に響かせない。
傷ついた葦を折ることなく
 暗くなってゆく灯心を消すことなく
 裁きを導き出して、確かなものとする。
暗くなることも、傷つき果てることもない
 この地に裁きを置くときまでは。
 島々は彼の教えを待ち望む。
主である神はこう言われる。
 神は天を創造して、これを広げ
 地とそこに生ずるものを繰り広げ
 その上に住む人々に息を与え
 そこを歩く者に霊を与えられる。
主であるわたしは、恵みをもってあなたを呼び
 あなたの手を取った。
 民の契約、諸国の光として
 あなたを形づくり、あなたを立てた。
見ることのできない目を開き
 捕らわれ人をその枷から
 闇に住む人をその牢獄から救い出すために。
わたしは主、これがわたしの名。
 わたしは栄光をほかの神に渡さず
 わたしの栄誉を偶像に与えることはしない。
見よ、初めのことは成就した。
 新しいことをわたしは告げよう。
 それが芽生えてくる前に
 わたしはあなたたちにそれを聞かせよう。


詩編 89編19-29 

19, 神はかつて幻のうちに語り、あなたの忠実な者に仰せになった‖ 「わたしは一人の勇士に力を与え、民の中から選ばれた者を高く上げた
20, 僕ダビデを選び‖ 尊い油を注いだ
21, わたしの手はいつも彼とともにあり‖ わたしの腕は彼を強める
22, 敵が彼を欺くことはなく‖ 悪人が彼を悩ますこともない
23, わたしは敵を彼の前で砕き‖ 彼を憎む者を打ち倒す
24, 慈しみとまことは彼とともにあり‖ 彼はわたしの名によって勝利を得る
25, わたしは彼の手を海の上に‖ その右の手を川にまで広げる
26, 彼はわたしに呼びかける‖ 「わたしの父、わたしの神、わたしの救いの岩」
27, わたしは、彼を長男とし‖ 国々の王の上に高く上げる
28, わたしの慈しみは永遠に変わることなく‖ わたしの結んだ契約はとこしえに保たれる
29, わたしは彼の子孫をとこしえに‖ その王座を天地の続く限り保たせよう


第2の朗読

使徒言行録第一〇章三四節から

そこで、ペトロは口を開きこう言った。
「神は人を分け隔てなさらないことが、よく分かりました。どんな国の人でも、神を畏れて正しいことを行う人は、神に受け入れられるのです。
神がイエス・キリストによって ――この方こそ、すべての人の主です――平和を告げ知らせて、イスラエルの子らに送ってくださった御言葉を、あなたがたはご存じでしょう。
ヨハネが洗礼を宣べ伝えた後に、ガリラヤから始まってユダヤ全土に起きた出来事です。
つまり、ナザレのイエスのことです。
神は、聖霊と力によってこの方を油注がれた者となさいました。
イエスは、方々を巡り歩いて人々を助け、悪魔に苦しめられている人たちをすべていやされたのですが、それは、神が御一緒だったからです。」


福音書 

ルカによる福音書 第3章15節から

民衆はメシアを待ち望んでいて、ヨハネについて、もしかしたら彼がメシアではないかと、皆心の中で考えていた。
そこで、ヨハネは皆に向かって言った。
「わたしはあなたたちに水で洗礼を授けるが、わたしよりも優れた方が来られる。
わたしは、その方の履物のひもを解く値打ちもない。
その方は、聖霊と火であなたたちに洗礼をお授けになる。
民衆が皆洗礼を受け、イエスも洗礼を受けて祈っておられると、天が開け、聖霊が鳩のように目に見える姿でイエスの上に降って来た。
すると、「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」という声が、天から聞こえた。



ホームへ戻る