オーガスチンのまなざし 神のおとずれ 2019.9月号より
オーガスチンのまなざし 神のおとずれ 2019.9月号より
『7月14日倉敷教会巡回』
倉敷巡回の前に、月報クリストファープレスを見せていただきました。平野一郎司祭が東日本大震災のボランティアに行かれ、小名浜の教会で行われていた「ほっこりカフェ」を倉敷の教会に導入されて、4月3日で5周年とのことでした。
「最近はどうですか」と現状をお伺いしますと、毎週水曜日、午後2時半から5時半まで。最初の一時間は「ほっこり」お茶を飲み、その後第二部は、第1週「聖書の輪読会」、第2週「聖書から人生を学ぶ」、第3週「キリスト教講話」、第4週「聖歌を歌う」というプログラムです、とのこと。5年間続いていることに感心しながらの巡回でした。
『なんでも聞いてください』
当日、管理牧師の平野司祭は、福山教会に行かれていますから、礼拝は私が担当。礼拝後、昼食を頂きながら、教区の宣教委員も担ってくださっている上野良雄さんの司会で、懇親会が始まりました。
「主教さんが倉敷に来られるのは一年に一度、何でも聞いてください」と上野さんの合図で質問がスタート。
ほっこりカフェがきっかけになって礼拝に来られるようになった方が質問されました。
「聖書を読んでみると、あれをしなさい。これをしなさい。ばかリで大変です」と。
それに答えて、私は「最初から命令が多いとは思いますが。それ以上に、神様が何をして下さったか、そのことに集中されたらと思います。父かる神様は、イエス様を遣わして、神様が私たちを愛してくださっていることを伝え、死からの復活によって永遠の命を与えて下さっているのです」というお話をしました。
「それを信じるのが難しいのです」というお返事を頂き、横におられた方からは「早く洗礼を受けなさい」というお勧めがあったり、私の方は、その時丁度読んでいましたヘンリー・ナウエンの『放蕩息子の帰郷』から神様の愛を証しすることが出来ました。
小さいけれども一つの働きを神様が用いてくださっていることに感謝した巡回でした。