オーガスチンのまなざし 神のおとずれ 2020.9月号より
『宣教アンケート』
六月中旬、教区宣教委員会から各教会に対してアンケートが出されました。これは教区宣教一四〇年だった二〇一六年に各教会が報告してくださった宣教活動報告の中の「三.未来に向けて、これから行っていきたい事」の評価と今後の打開策をお尋ねするものです。七月末までにお返事を頂き、八月二十二日(土)の宣教委員会で分かち合い、今後の教区の宣教について考えていく基礎資料にしようとしています。どんなアンケートが返ってくるか、楽しみにしています。
『神戸昇天教会巡回』
予定では、五月二十四日に巡回するはずでしたが、今回のコロナのことで延期になっていました。七月十二日、昇天教会では、礼拝後、教会委員会もあり、宣教アンケートの評価もされると聞きましたので、巡回しました。礼拝では説教を担当し、教会委員会にも陪席させていただきました。
昇天教会では、未来に向けてこれから行っていきたい事を、①信徒の信仰生活の充実を目指す。それが人々への証しとなり、「来てみませんか?」と人々を教会に誘う原動力になる。②教会活動の様々な分野において、祈りをもって始める。③与えられている賜物、恵みに感謝し、それらを活かしていく。と報告されていました。
教会委員会で出た評価として、教会のホームページに力を入れてきた。それによりアクセス件数も予想以上で、ホームページを見て、教会に来られた方が毎週のようにおられた、という報告を喜びをもってお話しくださる姿に、こちらの方が励まされました。
信徒の皆さんが、日曜日の礼拝に時間をかけて来られ、陪餐のない礼拝を三十分、お茶も出せずに帰っていただく、「これでいいんだろうか」という声も聞かせていただきました。
聖公会はこれから、一種陪餐(パンだけ)になるのですか、という質問がありました。伝統的に聖公会が大切にしてきた二種陪餐(パンとぶどう酒)を私も大切にしていきたいと考えています。
(神戸教区主教)