オーガスチンのまなざし 神のおとずれ 2021年5月号より
「み国が来ますように」 祈りましょう
今年も昇天日(五月十三日)から聖霊降臨日(五月二十三日)までの十一日間の「み国がきますように」の祈りを行います。皆さんのお手元に、祈りのしおりと送り状(説明文)が届いていると思います。神戸教区は、現在堅信受領者数分を各教会に送っています。
今年、祈りを導いてくださいますのは、ヨーク管区スティーブン・コットレル大主教様です。大主教様も今回のコロナ禍の中、ロックダウンを経験され、閉じ込められた体験と弟子たちがユダヤ人を恐れて閉じこもっていた(ヨハネ二十章)経験を重ね合わせ、聖霊なる神様が与えられる恵みへと導いてくださいます。
昨年、用い方がよくわからなかったという声を聞きました。そこで、今年は事前にモニターの方、数名に実際の祈りを行っていただきました。その感想を聞いて、用い方について、少し説明しておきたいと思います。
今年は、五名のために祈ることが、少し後退して、自分とイエス様の交わりが深まることが前面に出ています。これを押さえた上で、五名の選び方です。未信徒の方は、勿論、今教会から少し離れている信徒の方を祈ってくださってもかまいません。また五名と言いますが、一本線を足して、六名でもかまいません。四名でも。このしおりを使って自由にお祈りください。
また、一人で祈るのもいいですが、特定の方を数人で祈ってもいいと思います。教会の中でグループを作って、この人のために祈ろうというのも励みになると思います。
インターネットのLINEなどを使って、グループを作りみんなで祈ってみるのも励みになるでしょう。
「各教会の牧師さんが使い方を説明してくれたらいいのに」という感想も聴きました。教役者の皆さんも事前に祈ってみて、信徒の皆さんに指導をお願いします。
五月十六日の日曜日には、送り状に用意されているお祈りを代祷で用いてください。礼拝の後、用い方のわからないところは、教役者に尋ねてみてください。
(神戸教区主教)