オーガスチンのまなざし 神のおとずれ2022年7月号より
『ランベス会議開催』
前号コラムで、会議は7月26日(火)から8月8日(月)まで、開催されることをお伝えしました。
この会議は、「神様の世界のための神様の教会(God’s church for God’s world)のテーマのもと、21世紀の世界の必要に対して、全聖公会が責任を果たすとは、何を意味するのかを考えます。そのために、毎日のプログラムは、礼拝に始まり、聖書の学び、3回のカンタベリー大主教の基調講演、3回のセミナー、8回の全員出席会議が予定されています。
会議に集まった主教たちは、全世界の教会や共同体の声や体験を分かち合います。そして、今回の会議に初めて企画されたのが「Lambeth Calls(ランベスからの呼びかけ)」です。案内書の説明によれば、「主教たちはランベス・コールズを分かち合います。それらは会議に集まった主教たちによって考察された共通の責任です。それらは明らかな声明、概要となり、その中に、これから先10年間の聖公会共同体が、『神様の世界のための神様の教会』として存在するとはどういう事なのかが、示されるでしょう」とあります。
そのことは、カンタベリー大主教が、歓迎の言葉の中で指摘されている現代社会の問題・気候危機、コロナ禍、闘争、差別、現代 奴隷制度、貧困や経済的不公平などへの言及になるのだと思います。
案内書を読むだけでは十分には分かりませんが、世界165ヶ国から700名以上の主教たちが集まります。その一人に加えられていることを感謝しています。
(神戸教区主教)