オーガスチンのまなざし 神のおとずれ2023年4月号より

『高知での主教会』

2月6日(月)~8日(水)まで、高知会館と高知聖パウロ教会を会場に第250主教会が開催されました。

主教会は毎年三回行われ、2月と10月は各教区を訪問し、6月は東京三鷹にあるナザレ修女会を会場とします。

今回は神戸教区の担当で、2月ですから吹雪で飛行機が欠航しては大変と高知が選ばれました。高知を提案された主教さんは、今年3月末で定年退職される吉田雅人主教が若い時、勤務されていたことを考えられたのかもしれません。事実、主教会が終わった後、8日の昼食を高知の信徒の方々と吉田主教は共にされていました。

会議では、首座主教の報告や各担当主教の報告、総主事報告など様々です。例えば、私の担当は、年金委員会、ミッション・ツーシフェラーズ、立教英国学院、「み国がきますように」です。今年の「み国が来ますように」の冊子も承認されました。

多くの話し合いの中で、「ウクライナのための祈り」も話題となりました。ロシアによる侵攻から一年が経ち、双方に人的、物的な大きな被害が出ています。教会は、「どちらに正義があるか」を判断することよりも、人為的な力によって苦しむ人がいなくなるように祈るべきと思います。そういう意味で、このお祈りを続けるのか、それとも祈祷書の中のお祈りを用いるのか、各教会、教役者に任せることになりました。

今、現職の主教たちは、10人です。私たちの為にもお祈りください。

(神戸教区主教)