「新型コロナウイルス対策」第8信(共同の礼拝再開に向けて)
日本聖公会神戸教区
各教会・伝道所の皆さまへ
「新型コロナウイルス対策」第8信
共同の礼拝再開に向けて
2020年6月1日
神戸教区主教 オーガスチン小林尚明
主の平和が皆さまの上にありますようにお祈りいたします。
日本政府による緊急事態宣言の段階的解除を受け、神戸教区のいくつかの教会は教会委員会の合意のもと、共同の礼拝を再開しました。
また、神戸伝道区の多くの教会は、6月7日の三位一体主日からの再開に向けて準備しています。
5月31日付「新型コロナウイルス感染症防止対策のガイドライン(改定)」に沿って、礼拝、その他の活動を、慎重に始めてください。
専門家によれば、今回の感染症は第二波、第三波への備えが必要で、完全な収束は見込めず、ワクチン、治療薬の開発にも時間がかかるとのことです。
もし仮に、第二波が来た場合、共同の礼拝を再自粛しなければならないことご承知ください。
今後は、感染者が私たちの周りにいること、また自分自身が感染していることを前提に、生活していくことが求められています。
緊急事態宣言が解除されても、3月以前の生活、礼拝様式にすぐ戻ることはできません。
例えば、対策室から出されたガイドラインでは、礼拝出席者、司式者は必ずマスクの着用が求められます。陪餐の方法も最良策を見つけ出さなければいけません
そのような対策を行った上で、教区主教の私も巡回を行っていきます。
6月7日(日)三位一体主日には、聖ミカエル大聖堂で三か月ぶりに、説教をさせていただきます。
6月20日(土)は、延期されていました聖職候補生ルカ宮田裕三師の執事按手を、徳島インマヌエル教会で行います。
これは、徳島伝道区の四つの教会からの強い嘆願を頂き、決断したものです。
公示には、「参加者を限定して行います」と書きましたが、「県をまたいで来ていただかない」という条件のもとで行います。皆さまのお祈りをお願いします。
6月21日(日)は、高知聖パウロ教会を巡回し、聖公会神学院での一年間の学びを終えられ、4月に着任されたペテロ中原康貴司祭の牧師任命式を行います。
6月28日(日)は、神戸聖ペテロ教会を巡回し、神戸国際大学で教鞭をとられつつ、牧会に従事されているデオヌシオ遠藤雅己司祭の牧師任命式を行います。
神様の祝福を皆さんと分かち合えるこれらの機会が与えられていることを、心から感謝しています。
今回のコロナウイルス感染のため逝去された方々の魂の平安を祈るとともに、この社会を支える為、献身的に奉仕くださっている全ての方々に、神様からの導きと励まし、祝福をお祈りいたします。そして、一日も早く皆さんの教会を巡回し、私たちのイエス・キリストによる素晴らしい恵みを、共に分かち合いたいと思います。