オーガスチンのまなざし 神のおとずれ2023年10月号より
『第59回中高生大会』
8月16日(水)〜17日(木)、倉敷市自然の家を会場に開催されました。台風7号のため一泊短縮して、一泊二日の開催となりました。出席者は、小中高生24名、CS(キャンプ・サーバー)が16名、教役者が10名、合わせて50名でした。
2019年が台風のため中止、それから3年間もコロナで中止、5年ぶりの開催で、よくこれだけの人数が集まれたと参加者に感謝しました。特にCS16名には、中高生大会への愛を感じました。私は、二日目に聖餐式の司式・説教を担当しました。当日の福音書は、マタイ伝14章22節以下のイエス様の「湖の上を歩く」です。
「イエス様が湖の上を歩いたと書いてあるけど、みんなは信じる?信じない?」と聞いてみました。それぞれの意見があり、その後、「イエス様から『来なさい』と言われたペトロさんも湖の上を歩けたと書いてあるけれど、信じる?」と聞いてから、私は「このお話はいつも一緒にいてくださるイエス様から『来なさい』のような語り掛けを聞いて、それを信じて一歩進めば、思ってもみないような奇跡(それは、ペトロさんが湖の上を歩けたこと)と同じような体験が出来ますよ、と教えてくださっていると思う。そして、イエス様からの語り掛けをよく聞けるようになるためには、新約聖書の福音書をよく読んで、イエス様とよくお話をする(お祈りをする)ことが大切です」とお話しました。
小学生には少し難しかったかもしれませんが、CSの皆さんが真剣に聞いてくれたことがとても嬉しかったです。
神戸教区は現在牧師を目指して学んでいる神学生がいません。このCSの中から将来の牧師が起こされることを祈っています。男女の性別は問いません。(神戸教区主教)