オーガスチンのまなざし 神のおとずれ2023年8月号より

『横浜教区教役者 リトリート』

5月30日(火)~31日(水)、東京三鷹にある「ナザレの家(元修道院)」で行われたリトリートの指導に行ってきました。今回のテーマは、「キリストの弟子として生きる」。三回の時間をどう組み立てるか。

第一講話は、私の幼児洗礼から、青年時代、そして、教役者・キリストの弟子として何をして来たのかをお話しました。

第二講話の時間は、四人の漁師の召命物語を味わいながら「なぜ皆さんがイエス様に従ったのか、今何を神様が皆さんに求めておられるか」を発表していただきました。実に様々な体験を聞かせていただき、私の方も神様が教役者をお呼びなる方法の豊かさを教えていただき、時間が足りないほどでした。

そして、第三講話は、どういうイエス様の弟子(信徒)を養成すべきなのかをお話しました。昨年夏行われたランベス会議での「弟子であること」のランベス・コールから「宣教の五指標」の中の神の国の福音を伝え、証しのできる弟子、愛の奉仕によって人々の必要に応答できる弟子を目標としましょう、とお話しました。

この「弟子であること」は、2016年ACC(全聖公会中央協議会)—16から養成期間が始められ、2026年のACC —19までの10年間を予定されています。あと3年です。昨年のランベス会議の後、他のコールと共に、今年2月に行われたACC —18を経て、最終版が確定され、各教会に届きます。この「弟子であること」を学びつつ、信仰生活を過ごしましょう。

(神戸教区主教)