B年 復活節第7主日 特祷・聖書日課 (白)

復活節第七主日特祷

み子イエス・キリストに永遠の勝利を与え、天のみ国に昇らせられた栄光の王なる神よ、
どうかわたしたちをみなしごとせず、聖霊を降して強めてください。
そして救い主キリストが先立って行かれたところに昇らせてください。
父と聖霊とともに一体であって世々に生き支配しておられる主イエス・キリストによってお願いいたします。
アーメン

第1の朗読

使徒言行録 第1章15節から

そのころ、ペトロは兄弟たちの中に立って言った。
百二十人ほどの人々が一つになっていた。
「兄弟たち、イエスを捕らえた者たちの手引きをしたあのユダについては、聖霊がダビデの口を通して預言しています。
この聖書の言葉は、実現しなければならなかったのです。
ユダはわたしたちの仲間の一人であり、同じ任務を割り当てられていました。
ところで、このユダは不正を働いて得た報酬で土地を買ったのですが、
その地面にまっさかさまに落ちて、体が真ん中から裂け、はらわたがみな出てしまいました。
このことはエルサレムに住むすべての人に知れ渡り、その土地は彼らの言葉で『アケルダマ』、
つまり、『血の土地』と呼ばれるようになりました。
詩編にはこう書いてあります。
『その住まいは荒れ果てよ、
そこに住む者はいなくなれ。』
また、
『その務めは、ほかの人が引き受けるがよい。』
そこで、主イエスがわたしたちと共に生活されていた間、つまり、ヨハネの洗礼のときから始まって、
わたしたちを離れて天に上げられた日まで、いつも一緒にいた者の中からだれか一人が、
わたしたちに加わって、主の復活の証人になるべきです。」
そこで人々は、バルサバと呼ばれ、ユストともいうヨセフと、マティアの二人を立てて、次のように祈った。
「すべての人の心をご存じである主よ、この二人のうちのどちらをお選びになったかを、お示しください。
ユダが自分の行くべき所に行くために離れてしまった、使徒としてのこの任務を継がせるためです。」
二人のことでくじを引くと、マティアに当たったので、この人が十一人の使徒の仲間に加えられることになった。


詩編 47編 

1,すべての民よ、手を打ち鳴らせ‖  神に喜びの叫びを上げよ
2,いと高き神、主は畏るべき方‖  世界を治める偉大な王
3,神は諸国をわたしたちにゆだね‖  諸国の民をわたしたちの足の下に置かれた
4,神はわたしたちのために譲りの地を選ばれ‖  愛するヤコブの誉れの地を与えられた
5,神は喜びの叫びのうちに‖  主は角笛の響きとともに昇られた
6,ほめ歌え、神を。ほめたたえて歌え‖  ほめ歌え、わたしたちの王を。ほめたたえて歌え
7,神は全地の王‖  ほめたたえて歌え
8,神は諸国を治め‖  神は尊い座に着かれる
9,アブラハムの神の民とともに諸国の王は集まった‖ 地の君たちは神のもの、神はすべての人にあがめられる


第2の朗読

使徒書 ヨハネの手紙一 第5章9節から

わたしたちが人の証しを受け入れるのであれば、神の証しは更にまさっています。
神が御子についてなさった証し、これが神の証しだからです。
神の子を信じる人は、自分の内にこの証しがあり、
神を信じない人は、神が御子についてなさった証しを信じていないため、神を偽り者にしてしまっています。
その証しとは、神が永遠の命をわたしたちに与えられたこと、そして、この命が御子の内にあるということです。
御子と結ばれている人にはこの命があり、神の子と結ばれていない人にはこの命がありません。
神の子の名を信じているあなたがたに、これらのことを書き送るのは、永遠の命を得ていることを悟らせたいからです。
何事でも神の御心に適うことをわたしたちが願うなら、神は聞き入れてくださる。
これが神に対するわたしたちの確信です。
わたしたちは、願い事は何でも聞き入れてくださるということが分かるなら、
神に願ったことは既にかなえられていることも分かります。


福音書 

ヨハネによる福音書 第17章11節から

「聖なる父よ、わたしに与えてくださった御名によって彼らを守ってください。
わたしたちのように、彼らも一つとなるためです。
わたしは彼らと一緒にいる間、あなたが与えてくださった御名によって彼らを守りました。
わたしが保護したので、滅びの子のほかは、だれも滅びませんでした。
聖書が実現するためです。
しかし、今、わたしはみもとに参ります。
世にいる間に、これらのことを語るのは、わたしの喜びが彼らの内に満ちあふれるようになるためです。
わたしは彼らに御言葉を伝えましたが、世は彼らを憎みました。
わたしが世に属していないように、彼らも世に属していないからです。
わたしがお願いするのは、彼らを世から取り去ることではなく、悪い者から守ってくださることです。
わたしが世に属していないように、彼らも世に属していないのです。
真理によって、彼らを聖なる者としてください。
あなたの御言葉は真理です。
わたしを世にお遣わしになったように、わたしも彼らを世に遣わしました。
彼らのために、わたしは自分自身をささげます。
彼らも、真理によってささげられた者となるためです。」



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