C年 顕現後第4主日

顕現後第4主日

神よ、あなたはみ子を世に現して、悪魔の業を滅ぼし、わたしたちを神の子、永遠の命を継ぐ者としてくださいました。
どうかこの希望によって自らを清く保ち、み子が栄光とみ力をもって再び来られるとき、み姿に似る者とならせてください。
父と聖霊とともに一体であって世々に生き支配しておられる主イエス・キリストによってお願いいたします。
アーメン

第1の朗読

エレミヤ書第一章四節から

主の言葉がわたしに臨んだ。
「わたしはあなたを母の胎内に造る前から
 あなたを知っていた。
 母の胎から生まれる前に
 わたしはあなたを聖別し
 諸国民の預言者として立てた。」
わたしは言った。
 「ああ、わが主なる神よ
 わたしは語る言葉を知りません。
 わたしは若者にすぎませんから。」
しかし、主はわたしに言われた。
 「若者にすぎないと言ってはならない。
 わたしがあなたを、だれのところへ
 遣わそうとも、行って
 わたしが命じることをすべて語れ。
彼らを恐れるな。
 わたしがあなたと共にいて
 必ず救い出す」と主は言われた。

主は手を伸ばして、わたしの口に触れ
 主はわたしに言われた。
 「見よ、わたしはあなたの口に
 わたしの言葉を授ける。
見よ、今日、あなたに
 諸国民、諸王国に対する権威をゆだねる。
 抜き、壊し、滅ぼし、破壊し
 あるいは建て、植えるために。」


詩編 71編1-6,15-17 

1, 主よ、あなたのもとにわたしは逃れる‖ とこしえに恥を受けないように
2, あなたの正義でわたしを救い‖ あなたの耳をわたしに傾け、助け出してください
3, 身を避ける岩、わたしを救う砦となってください‖ あなたはわたしの岩、わたしの城
4, わたしの神よ、あなたに逆らう者から‖ 不正を行う残虐な者の手からわたしを救ってください
5, 主よ、あなたはわたしの希望‖ 主よ、あなたはわたしの若いときからの支え
6, わたしが生まれたときから、あなたはわたしの寄りどころ‖ あなたはわたしを母の胎から取り出してくださった。わたしはいつもあなたをたたえる
15, わたしは昼も夜もあなたの正義と‖ 救いのみ業を告げ知らせる
16, 主の力あるみ業を語り‖ 主よ、あなたのものである正義をわたしはほめ歌う
17, あなたは若いときからわたしを導いてくださった‖ わたしは今も、あなたの不思議なみ業を告げ知らせる


第2の朗読

コリントの信徒への手紙一 第14章12節から

あなたがたの場合も同じで、霊的な賜物を熱心に求めているのですから、教会を造り上げるために、それをますます豊かに受けるように求めなさい。
だから、異言を語る者は、それを解釈できるように祈りなさい。
わたしが異言で祈る場合、それはわたしの霊が祈っているのですが、理性は実を結びません。
では、どうしたらよいのでしょうか。霊で祈り、理性でも祈ることにしましょう。
霊で賛美し、理性でも賛美することにしましょう。
さもなければ、仮にあなたが霊で賛美の祈りを唱えても、教会に来て間もない人は、どうしてあなたの感謝に「アーメン」と言えるでしょうか。
あなたが何を言っているのか、彼には分からないからです。
あなたが感謝するのは結構ですが、そのことで他の人が造り上げられるわけではありません。
わたしは、あなたがたのだれよりも多くの異言を語れることを、神に感謝します。
しかし、わたしは他の人たちをも教えるために、教会では異言で一万の言葉を語るより、理性によって五つの言葉を語る方をとります。
兄弟たち、物の判断については子供となってはいけません。悪事については幼子となり、物の判断については大人になってください。


福音書 

ルカによる福音書 第4章21節から

そこでイエスは、「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」と話し始められた。
皆はイエスをほめ、その口から出る恵み深い言葉に驚いて言った。
「この人はヨセフの子ではないか。」
イエスは言われた。
「きっと、あなたがたは、『医者よ、自分自身を治せ』ということわざを引いて、『カファルナウムでいろいろなことをしたと聞いたが、郷里のここでもしてくれ』と言うにちがいない。」
そして、言われた。
「はっきり言っておく。預言者は、自分の故郷では歓迎されないものだ。確かに言っておく。
エリヤの時代に三年六か月の間、雨が降らず、その地方一帯に大飢饉が起こったとき、イスラエルには多くのやもめがいたが、
エリヤはその中のだれのもとにも遣わされないで、シドン地方のサレプタのやもめのもとにだけ遣わされた。
また、預言者エリシャの時代に、イスラエルには重い皮膚病を患っている人が多くいたが、シリア人ナアマンのほかはだれも清くされなかった。」
これを聞いた会堂内の人々は皆憤慨し、総立ちになって、イエスを町の外へ追い出し、町が建っている山の崖まで連れて行き、突き落とそうとした。
しかし、イエスは人々の間を通り抜けて立ち去られた。
イエスはガリラヤの町カファルナウムに下って、安息日には人々を教えておられた。
人々はその教えに非常に驚いた。その言葉には権威があったからである。



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