B年 聖霊降臨後第23主日(特定26)特祷・聖書日課

聖霊降臨後第23主日

全能の神よ、あなたは独りのみ子を与えてわたしたちの罪のいけにえとし、また清い生涯の模範とされました。
どうか深く感謝してその計り知れない恵みを受け、常に力を尽くしてみ跡を踏むことができますように、
主イエス・キリストによってお願いいたします。
アーメン

第1の朗読

申命記第六章一節

これは、あなたたちの神、主があなたたちに教えよと命じられた戒めと掟と法であり、あなたたちが渡って行って得る土地で行うべきもの。
あなたもあなたの子孫も生きている限り、あなたの神、主を畏れ、わたしが命じるすべての掟と戒めを守って長く生きるためである。
イスラエルよ、あなたはよく聞いて、忠実に行いなさい。
そうすれば、あなたは幸いを得、父祖の神、主が約束されたとおり、乳と蜜の流れる土地で大いに増える。
聞け、イスラエルよ。
我らの神、主は唯一の主である。
あなたは心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。
今日わたしが命じるこれらの言葉を心に留め、子供たちに繰り返し教え、
家に座っているときも道を歩くときも、寝ているときも起きているときも、これを語り聞かせなさい。
更に、これをしるしとして自分の手に結び、覚えとして額に付け、あなたの家の戸口の柱にも門にも書き記しなさい。


詩編 119編1-8節 

1, 幸せな人、道からそれず‖ 主の教えに従って歩む人
2, その諭しをとがなく守り‖ 心を尽くして神を求め
3, 悪に走ることなく‖ 神の道を歩む人
4, あなたの定めをよく守るようにと‖ 神よ、あなたはわたしに命じられた
5, あなたのおきてを守るために‖ わたしの歩みを支えてください
6, あなたの勧めを前にして‖ 恥じ入ることがないように
7, あなたの正しい審きを知り‖ わたしは素直な心で感謝する
8, あなたの正しいおきてを守るわたしを‖ 決して見捨てないでください


第2の朗読

ヘブライ人への手紙 第7章22節から

このようにして、イエスはいっそう優れた契約の保証となられたのです。
また、レビの系統の祭司たちの場合には、死というものがあるので、務めをいつまでも続けることができず、多くの人たちが祭司に任命されました。
しかし、イエスは永遠に生きているので、変わることのない祭司職を持っておられるのです。
それでまた、この方は常に生きていて、人々のために執り成しておられるので、御自分を通して神に近づく人たちを、完全に救うことがおできになります。
このように聖であり、罪なく、汚れなく、罪人から離され、もろもろの天よりも高くされている大祭司こそ、わたしたちにとって必要な方なのです。
この方は、ほかの大祭司たちのように、まず自分の罪のため、次に民の罪のために毎日いけにえを献げる必要はありません。
というのは、このいけにえはただ一度、御自身を献げることによって、成し遂げられたからです。
律法は弱さを持った人間を大祭司に任命しますが、律法の後になされた誓いの御言葉は、永遠に完全な者とされておられる御子を大祭司としたのです。


福音書 

マルコによる福音書 第12章28節から

彼らの議論を聞いていた一人の律法学者が進み出、イエスが立派にお答えになったのを見て、尋ねた。
「あらゆる掟のうちで、どれが第一でしょうか。」
イエスはお答えになった。
「第一の掟は、これである。
『イスラエルよ、聞け、わたしたちの神である主は、唯一の主である。心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』
第二の掟は、これである。 『隣人を自分のように愛しなさい。』 この二つにまさる掟はほかにない。」
律法学者はイエスに言った。
「先生、おっしゃるとおりです。『神は唯一である。ほかに神はない』とおっしゃったのは、本当です。そして、『心を尽くし、知恵を尽くし、力を尽くして神を愛し、また隣人を自分のように愛する』ということは、どんな焼き尽くす献げ物やいけにえよりも優れています。」
イエスは律法学者が適切な答えをしたのを見て、「あなたは、神の国から遠くない」と言われた。
もはや、あえて質問する者はなかった。



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