神よ、あなたは天地万物をみ摂理のうちに治めておられます。
どうか、わたしたちを害する肉の行いを聖霊によって除き、
み心に従って良い行いの実を結ぶことができるようにしてください。
主イエス・キリストによってお願いいたします。
アーメン
申命記第15章7節から
あなたの神、主が与えられる土地で、どこかの町に貧しい同胞が一人でもいるならば、
その貧しい同胞に対して心をかたくなにせず、手を閉ざすことなく、
彼に手を大きく開いて、必要とするものを十分に貸し与えなさい。
「七年目の負債免除の年が近づいた」と、よこしまな考えを持って、
貧しい同胞を見捨て、物を断ることのないように注意しなさい。
その同胞があなたを主に訴えるならば、あなたは罪に問われよう。
彼に必ず与えなさい。
また与えるとき、心に未練があってはならない。
このことのために、あなたの神、主はあなたの手の働きすべてを祝福してくださる。
この国から貧しい者がいなくなることはないであろう。
それゆえ、わたしはあなたに命じる。
この国に住む同胞のうち、生活に苦しむ貧しい者に手を大きく開きなさい。
1, ハレルヤ、幸せな人、主を畏れ‖ そのおきてを喜びとする人
2, その子らは地において強くなり‖ 心の正しい人の子孫は祝福される
3, 富と栄えはその家にあり‖ 正義はとこしえに続く
4, 直き者のために光は闇の中に輝く‖ 恵み溢れ憐れみ深く正しい人のために
5, 幸せな人、惜しみなく貸し与え‖ 仕事を公正に行う人
6, 正しい人はとこしえに揺るぎなく‖ その記憶はいつまでも続く
7, 彼は悪い知らせを恐れず‖ 主に信頼してその心は揺るがない
8, 心は安らかで何者をも恐れず‖ ついに敵に打ち勝つ
9, 彼は貧しい人に惜しみなく与え‖ その正義は世々に続き、その誉れは高められる
10, 悪人はこれを見て怒り‖ 歯がみして退き、その望みは消え失せる
使徒書 コリントの信徒への手紙二 第8章1節から
兄弟たち、マケドニア州の諸教会に与えられた神の恵みについて知らせましょう。
彼らは苦しみによる激しい試練を受けていたのに、その満ち満ちた喜びと極度の貧しさがあふれ出て、人に惜しまず施す豊かさとなったということです。
わたしは証ししますが、彼らは力に応じて、また力以上に、自分から進んで、
聖なる者たちを助けるための慈善の業と奉仕に参加させてほしいと、しきりにわたしたちに願い出たのでした。
また、わたしたちの期待以上に、彼らはまず主に、次いで、神の御心にそってわたしたちにも自分自身を献げたので、
わたしたちはテトスに、この慈善の業をあなたがたの間で始めたからには、やり遂げるようにと勧めました。
あなたがたは信仰、言葉、知識、あらゆる熱心、わたしたちから受ける愛など、
すべての点で豊かなのですから、この慈善の業においても豊かな者となりなさい。
わたしは命令としてこう言っているのではありません。
他の人々の熱心に照らしてあなたがたの愛の純粋さを確かめようとして言うのです。
あなたがたは、わたしたちの主イエス・キリストの恵みを知っています。
すなわち、主は豊かであったのに、あなたがたのために貧しくなられた。
それは、主の貧しさによって、あなたがたが豊かになるためだったのです。
他の人々には楽をさせて、あなたがたに苦労をかけるということではなく、釣り合いがとれるようにするわけです。
あなたがたの現在のゆとりが彼らの欠乏を補えば、いつか彼らのゆとりもあなたがたの欠乏を補うことになり、こうして釣り合いがとれるのです。
「多く集めた者も、余ることはなく、わずかしか集めなかった者も、不足することはなかった」
と書いてあるとおりです。
マルコによる福音書 第5章22節から
会堂長の一人でヤイロという名の人が来て、イエスを見ると足もとにひれ伏して、しきりに願った。
「わたしの幼い娘が死にそうです。どうか、おいでになって手を置いてやってください。そうすれば、娘は助かり、生きるでしょう。」
そこで、イエスはヤイロと一緒に出かけて行かれた。
大勢の群衆も、イエスに従い、押し迫って来た。
会堂長の家から人々が来て言った。
「お嬢さんは亡くなりました。もう、先生を煩わすには及ばないでしょう。」
イエスはその話をそばで聞いて、「恐れることはない。ただ信じなさい」と会堂長に言われた。
そして、ペトロ、ヤコブ、またヤコブの兄弟ヨハネのほかは、だれもついて来ることをお許しにならなかった。
一行は会堂長の家に着いた。
イエスは人々が大声で泣きわめいて騒いでいるのを見て、家の中に入り、人々に言われた。
「なぜ、泣き騒ぐのか。子供は死んだのではない。眠っているのだ。」
人々はイエスをあざ笑った。
しかし、イエスは皆を外に出し、子供の両親と三人の弟子だけを連れて、子供のいる所へ入って行かれた。
そして、子供の手を取って、「タリタ、クム」と言われた。
これは、「少女よ、わたしはあなたに言う。起きなさい」という意味である。
少女はすぐに起き上がって、歩きだした。もう十二歳になっていたからである。
それを見るや、人々は驚きのあまり我を忘れた。
イエスはこのことをだれにも知らせないようにと厳しく命じ、また、食べ物を少女に与えるようにと言われた。