神よ、あなたはみ子を世に現して、悪魔の業を滅ぼし、わたしたちを神の子、永遠の命を継ぐ者としてくださいました。
どうかこの希望によって自らを清く保ち、み子が栄光とみ力をもって再び来られるとき、み姿に似る者とならせてください。
父と聖霊とともに一体であって世々に生き支配しておられる主イエス・キリストによってお願いいたします。
アーメン
申命記 18:15-20
あなたの神、主はあなたの中から、あなたの同胞の中から、わたしのような預言者を立てられる。
あなたたちは彼に聞き従わねばならない。
このことはすべて、あなたがホレブで、集会の日に、「二度とわたしの神、主の声を聞き、この大いなる火を見て、死ぬことのないようにしてください」とあなたの神、主に求めたことによっている。
主はそのときわたしに言われた。「彼らの言うことはもっともである。わたしは彼らのために、同胞の中からあなたのような預言者を立ててその口にわたしの言葉を授ける。
彼はわたしが命じることをすべて彼らに告げるであろう。彼がわたしの名によってわたしの言葉を語るのに、聞き従わない者があるならば、わたしはその責任を追及する。
ただし、その預言者がわたしの命じていないことを、勝手にわたしの名によって語り、あるいは、他の神々の名によって語るならば、その預言者は死なねばならない。」
1 ハレルヤ、心を尽くして主に感謝しよう‖ 神をたたえる人の集いの中で
2 主のみ業は偉大‖ み業を愛する者は皆これを楽しむ
3 そのみ業は力と輝きに満ち‖ その正義はとこしえに及ぶ
4 主は不思議なみ業の記念を残された‖ 主は恵み豊かで憐れみ 深く
5 神を畏れる者には糧を恵み‖ とこしえに契約を心に留めてくださる
6 神はその民に力を現し‖ 国々の領地を分け与えられた
7 み手の業はまことで正しく‖ すべてのみ諭しは揺るぎなく
8 世々とこしえに据えられ‖ まことと正しさに基づいている
9 神はその民を救い、契約をとこしえに結ばれた‖ 神の名は尊く、畏るべきもの
10 主を畏れることは知恵の初め‖ これを行う者にはすべてよい悟りが与えられる、神への賛美はとこしえに続く
1 民よ、わたしの教えを聞け‖ わたしの語る言棄に耳を傾けよ
2 わたしは口を開いてたとえを語り‖ いにしえからの神秘を告げ知らせよう
3 耳で聞いて知ったこと‖ 先祖がわたしたちに伝えたこと
4 主の誉れと力、その行われた不思議なみ業を‖ 子孫に隠さず、次の世代に語り告げよう
5 神はヤコブに定めを与え、イスラエルに律法を授け‖ 子孫に伝えるようにわたしたちの先祖に命じ
6 後の代に生まれる子らがこれを知り‖ また、その子らに語り伝えるために
7 彼らが神に信頼し、そのみ業を忘れることなく‖ その戒めを守るために
8 先祖のようにかたくなに逆らう世代‖ 移り気で神を畏れない世代とならないため
コリントの信徒への手紙一 8:1b-13
ただ、知識は人を高ぶらせるが、愛は造り上げる。自分は何か知っていると思う人がいたら、その人は、知らねばならぬことをまだ知らないのです。
しかし、神を愛する人がいれば、その人は神に知られているのです。
そこで、偶像に供えられた肉を食べることについてですが、世の中に偶像の神などはなく、また、唯一の神以外にいかなる神もいないことを、わたしたちは知っています。
現に多くの神々、多くの主がいると思われているように、たとえ天や地に神々と呼ばれるものがいても、わたしたちにとっては、唯一の神、父である神がおられ、
万物はこの神から出、わたしたちはこの神へ帰って行くのです。
また、唯一の主、イエス・キリストがおられ、万物はこの主によって存在し、わたしたちもこの主によって存在しているのです。
しかし、この知識がだれにでもあるわけではありません。
ある人たちは、今までの偶像になじんできた習慣にとらわれて、肉を食べる際に、それが偶像に供えられた肉だということが念頭から去らず、良心が弱いために汚されるのです。
わたしたちを神のもとに導くのは、食物ではありません。食べないからといって、何かを失うわけではなく、食べたからといって、何かを得るわけではありません。
ただ、あなたがたのこの自由な態度が、弱い人々を罪に誘うことにならないように、気をつけなさい。
知識を持っているあなたが偶像の神殿で食事の席に着いているのを、だれかが見ると、その人は弱いのに、その良心が強められて、偶像に供えられたものを食べるようにならないだろうか。
そうなると、あなたの知識によって、弱い人が滅びてしまいます。
その兄弟のためにもキリストが死んでくださったのです。
このようにあなたがたが、兄弟たちに対して罪を犯し、彼らの弱い良心を傷つけるのは、キリストに対して罪を犯すことなのです。
それだから、食物のことがわたしの兄弟をつまずかせるくらいなら、兄弟をつまずかせないために、わたしは今後決して肉を口にしません。
マルコによる福音書 1:21-28
一行はカファルナウムに着いた。イエスは、安息日に会堂に入って教え始められた。
人々はその教えに非常に驚いた。律法学者のようにではなく、権威ある者としてお教えになったからである。
そのとき、この会堂に汚れた霊に取りつかれた男がいて叫んだ。
「ナザレのイエス、かまわないでくれ。我々を滅ぼしに来たのか。正体は分かっている。神の聖者だ。」
イエスが、「黙れ。この人から出て行け」とお叱りになると、汚れた霊はその人にけいれんを起こさせ、大声をあげて出て行った。
人々は皆驚いて、論じ合った。
「これはいったいどういうことなのだ。権威ある新しい教えだ。この人が汚れた霊に命じると、その言うことを聴く。」
イエスの評判は、たちまちガリラヤ地方の隅々にまで広まった。