C年 降誕後第一主日

降誕後第一主日

全能の神よ、あなたは驚くべきみ業によりわたしたちをみかたちに似せて造られ、
さらに驚くべきみ業により、み子イエス・キリストによって、その似姿を回復してくださいました。
どうか、主が人性を取って、わたしたちの内に来られたように、わたしたちも主の神性にあずからせてください。
主イエス・キリストによってお願いいたします。
アーメン

第1の朗読

イザヤ書第六一章一〇節から

わたしは主によって喜び楽しみ
 わたしの魂はわたしの神にあって喜び躍る。
 主は救いの衣をわたしに着せ
 恵みの晴れ着をまとわせてくださる。
 花婿のように輝きの冠をかぶらせ
 花嫁のように宝石で飾ってくださる。
大地が草の芽を萌えいでさせ
 園が蒔かれた種を芽生えさせるように
 主なる神はすべての民の前で
 恵みと栄誉を芽生えさせてくださる。
シオンのために、わたしは決して口を閉ざさず
 エルサレムのために、わたしは決して黙さない。
 彼女の正しさが光と輝き出で
 彼女の救いが松明のように燃え上がるまで。
諸国の民はあなたの正しさを見
 王はすべて、あなたの栄光を仰ぐ。
 主の口が定めた新しい名をもって
 あなたは呼ばれるであろう。
あなたは主の御手の中で輝かしい冠となり
 あなたの神の御手の中で王冠となる。


詩編 147編12-20 

12, エルサレムよ、主をほめよ∥ シオンよ、神をたたえよ
13, 神はあなたの門のかんぬきを堅め∥ その中に住む子らを祝福される
14, 神は国々に平和をもたらし∥ よい麦であなたを養われる
15, 神は地に向かって仰せになり∥ み言葉はすばやく走る
16, 神は羊の毛のように雪を降らせ∥ 灰のように霜をまかれる
17, 神は氷をパンくずのように落とされる∥ だれがその寒さに耐えられよう
18, 神はみ言葉を遣わして、これを溶かし∥ 息を吹きかけられると、水が流れる
19, 神はみ言葉をヤコブに知らせ∥ 定めとおきてをイスラエルに告げられる
20, 神はほかの国民にはそうされず∥ 彼らはそのおきてを知らない、ハレルヤ


第2の朗読

ガラテヤの信徒への手紙第三章二三節から

信仰が現れる前には、わたしたちは律法の下で監視され、この信仰が啓示されるようになるまで閉じ込められていました。
こうして律法は、わたしたちをキリストのもとへ導く養育係となったのです。
わたしたちが信仰によって義とされるためです。
しかし、信仰が現れたので、もはや、わたしたちはこのような養育係の下にはいません。
しかし、時が満ちると、神は、その御子を女から、しかも律法の下に生まれた者としてお遣わしになりました。
それは、律法の支配下にある者を贖い出して、わたしたちを神の子となさるためでした。
あなたがたが子であることは、神が、「アッバ、父よ」と叫ぶ御子の霊を、わたしたちの心に送ってくださった事実から分かります。
ですから、あなたはもはや奴隷ではなく、子です。子であれば、神によって立てられた相続人でもあるのです。


福音書 

ヨハネによる福音書第一章一節から

初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。
この言は、初めに神と共にあった。
万物は言によって成った。成ったもので、言によらずに成ったものは何一つなかった。
言の内に命があった。命は人間を照らす光であった。光は暗闇の中で輝いている。暗闇は光を理解しなかった。
神から遣わされた一人の人がいた。その名はヨハネである。
彼は証しをするために来た。光について証しをするため、また、すべての人が彼によって信じるようになるためである。
彼は光ではなく、光について証しをするために来た。その光は、まことの光で、世に来てすべての人を照らすのである。
言は世にあった。世は言によって成ったが、世は言を認めなかった。
言は、自分の民のところへ来たが、民は受け入れなかった。
しかし、言は、自分を受け入れた人、その名を信じる人々には神の子となる資格を与えた。
この人々は、血によってではなく、肉の欲によってではなく、人の欲によってでもなく、神によって生まれたのである。
言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。わたしたちはその栄光を見た。
それは父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちていた。
ヨハネは、この方について証しをし、声を張り上げて言った。
「『わたしの後から来られる方は、わたしより優れている。わたしよりも先におられたからである』とわたしが言ったのは、この方のことである。」
わたしたちは皆、この方の満ちあふれる豊かさの中から、恵みの上に、更に恵みを受けた。
律法はモーセを通して与えられたが、恵みと真理はイエス・キリストを通して現れたからである。
いまだかつて、神を見た者はいない。父のふところにいる独り子である神、この方が神を示されたのである。



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