C年 顕現後第2主日

顕現後第2主日

全能の神よ、あなたは永遠のみ言であるみ子の受肉のうちに、まことの道を現されました。
どうかわたしたちを導き、全人類の救いのもとである主に、すべてをゆだねさせてください。
父と聖霊とともに一体であって世々に生き支配しておられる主イエス・キリストによってお願いいたします。
アーメン

第1の朗読

イザヤ書第六二章一節から

シオンのために、わたしは決して口を閉ざさず
 エルサレムのために、わたしは決して黙さない。
 彼女の正しさが光と輝き出で
 彼女の救いが松明のように燃え上がるまで。
諸国の民はあなたの正しさを見
 王はすべて、あなたの栄光を仰ぐ。
 主の口が定めた新しい名をもって
 あなたは呼ばれるであろう。
あなたは主の御手の中で輝かしい冠となり
 あなたの神の御手の中で王冠となる。
あなたは再び「捨てられた女」と呼ばれることなく
 あなたの土地は再び「荒廃」と呼ばれることはない。
 あなたは「望まれるもの」と呼ばれ
 あなたの土地は「夫を持つもの」と呼ばれる。
 主があなたを望まれ
 あなたの土地は夫を得るからである。
若者がおとめをめとるように
 あなたを再建される方があなたをめとり
 花婿が花嫁を喜びとするように
 あなたの神はあなたを喜びとされる。


詩編 36編5-10 

5, 主よ、あなたの慈しみは天に広がり‖ その誠は雲にまで及ぶ
6, あなたの正しさはそびえ立つ山、その審きは深い海‖ 主よ、あなたは人と獣を救われる
7, 神よ、あなたの慈しみは計り知れず‖ み翼の陰に人々は逃れる
8, あなたの家の豊かさに飽かされ‖ 喜びの川から水を飲む
9, 命の水はあなたのもとにあり‖ あなたの光のうちにわたしたちは光を見る
10, あなたを知るものに慈しみを‖ 心の正しい人に豊かな恵みを注いでください


第2の朗読

コリントの信徒への手紙一 第12章1節から

兄弟たち、霊的な賜物については、次のことはぜひ知っておいてほしい。
あなたがたがまだ異教徒だったころ、誘われるままに、ものの言えない偶像のもとに連れて行かれたことを覚えているでしょう。
ここであなたがたに言っておきたい。
神の霊によって語る人は、だれも「イエスは神から見捨てられよ」とは言わないし、また、聖霊によらなければ、だれも「イエスは主である」とは言えないのです。
賜物にはいろいろありますが、それをお与えになるのは同じ霊です。
務めにはいろいろありますが、それをお与えになるのは同じ主です。
働きにはいろいろありますが、すべての場合にすべてのことをなさるのは同じ神です。
一人一人に〝霊〟の働きが現れるのは、全体の益となるためです。
ある人には〝霊〟によって知恵の言葉、ある人には同じ〝霊〟によって知識の言葉が与えられ、
ある人にはその同じ〝霊〟によって信仰、ある人にはこの唯一の〝霊〟によって病気をいやす力、
ある人には奇跡を行う力、ある人には預言する力、ある人には霊を見分ける力、
ある人には種々の異言を語る力、ある人には異言を解釈する力が与えられています。
これらすべてのことは、同じ唯一の〝霊〟の働きであって、〝霊〟は望むままに、それを一人一人に分け与えてくださるのです。


福音書 

ヨハネによる福音書第二章一節から

三日目に、ガリラヤのカナで婚礼があって、イエスの母がそこにいた。
イエスも、その弟子たちも婚礼に招かれた。
ぶどう酒が足りなくなったので、母がイエスに、「ぶどう酒がなくなりました」と言った。
イエスは母に言われた。
「婦人よ、わたしとどんなかかわりがあるのです。わたしの時はまだ来ていません。」
しかし、母は召し使いたちに、「この人が何か言いつけたら、そのとおりにしてください」と言った。
そこには、ユダヤ人が清めに用いる石の水がめが六つ置いてあった。いずれも二ないし三メトレテス入りのものである。
イエスが、「水がめに水をいっぱい入れなさい」と言われると、召し使いたちは、かめの縁まで水を満たした。
イエスは、「さあ、それをくんで宴会の世話役のところへ持って行きなさい」と言われた。召し使いたちは運んで行った。
世話役はぶどう酒に変わった水の味見をした。
このぶどう酒がどこから来たのか、水をくんだ召し使いたちは知っていたが、世話役は知らなかったので、花婿を呼んで、言った。
「だれでも初めに良いぶどう酒を出し、酔いがまわったころに劣ったものを出すものですが、あなたは良いぶどう酒を今まで取って置かれました。」
イエスは、この最初のしるしをガリラヤのカナで行って、その栄光を現された。それで、弟子たちはイエスを信じた。



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